2011.06.10 のニュース
WTI反発も99ドル台 中東産も値上がり108ドル台
7日のWTI7月限は、前日より0.08ドル/バーレルの小幅な値上がりで99.09ドルとなり、前日のほぼ横ばいとなった。
一方、中東産原油の8月限も1ドル以内の小幅な値上がりとなったが、108ドル後半にとどまった。そのため、WTIとの価格差は約9ドル差で、5月初旬の15ドル差より小幅縮小している。
ブレントの7月限は、1ドル以下の続伸となったが、115ドル台にとどまっている。
バーナンキ米国連邦準備制度理事会(FRB)議長が、金融緩和策維持の必要性を指摘したことが、主要通貨に対するドル安につながり、WTI原油は買われた。
また、石油輸出国(OPEC)が増産することで余剰生産能力が低下し、需要回復時の需給逼迫が懸念されたことも相場を支えた。