2011.06.13 のニュース
WTI続伸100ドル超え 中東産も値上がり109ドル台
8日のWTI7月限は、前日より1.65ドル/バーレルの大幅な値上がりで、再び100ドルを超え、100.74ドルとなった。8、9月限は101ドル台となり、先高となっている。
中東産原油の8月限も1ドル以上の値上がりとなり109ドル台後半となった。しかし先物は小幅な先安となっている。
一方、ブレントの7月限は、2ドル以上の続伸となり、117ドル台後半となっている。
8日にウィーンで開催された石油輸出機構(OPEC)の総会で、サウジアラビアを含む湾岸諸国が、原油の先止まりへの対応として、生産目標の引き上げを主張したものの、合意に達することができず、それを受けて、WTI原油には、旺盛な買いが入り、1週間ぶりの高値に上昇した。
さらに、米国エネルギー情報局(EIA)が発表した週報によると、原油の在庫が前週比で480万バーレル減となり、事前予想を大きく上回る取り崩しとなり、供給逼迫懸念から、原油価格は下支えされた。