2011.06.14 のニュース
中東産 続伸で111ドル台 WTIも値上がり101.93ドル
9日の中東産原油8月限は、続伸して111ドル/バーレル台に乗った。3日連続の値上がりで、前日比1ドル以上の値上がりとなっている。100ドルを超えたのは6月1日のみであったが、5月11日の111ドル台を上回る高値となった。
WTIの7月限も1ドル以上の値上がりで、3日連続の値上がりとなった。前日比119ドルの値上がりで101.93ドルとなっている。WTIの値上がりよりも中東産の値上がりが大幅であるため、5月末には差が7ドル近くまで縮小していたが、再び約10ドル差となった。米国の経済統計で、先週の失業保険申請件数が増加したことにより、WTIの原油相場は値下がりする場面もあったが、前日のOPEC総会で、生産枠引き上げの合意に達しなかったことが引き続き材料視され、需給引き締まりを意識した買いが続いた。
なお、ブレントの7月限も1ドル以上の値上がりで119ドル台となっている。