2011.06.14 のニュース
石油協会 老朽化SSタンクの補助 約2000SSが申請へ
経産省は今年度予算で地下タンク漏えい防止規制対応推進事業【消防対応支援事業一を確保したが、その実施策が決まった。
予算は22億円で補助対象地下タンクは40~50年を経過した老朽化のタンクとなる。窓口は石油協会で、申請したSSは約2000ヵ所があり、抽選で該当者を決める。
補助対象費用は、腐食のおそれが特に高い地下タンクの、①FRP内面ライニング施工費、②電気防食システム設置費。腐食のおそれが高い地下タンクの①FRP内面ライニング施工費、②電気防食システム設置費、③高精度油面計設置費。そのうち3分の2を補助する。
補助対象経費の上限は、内面ライニング施工費は700万円/SS、電気防食システム設置費は500万円/SS、精密油面計設置費は300万円/SSで、そのうち3分の2が補助となる。そのほか地域エネルギー供給拠点整備事業(タンク撤去・入換)として、予算39.6億円(22年度事業は21.2億円、23年度事業は18.4億円)を確保している。対象費用は地下タンク・配管の撤去工事、地下タンク・配管の入換工事費用となる。補助率は撤去工事が3分の2、入換工事が埋設35年~50年未満で4分の1、埋設50年超で3分の1となる。