2011.06.16 のニュース
WTI続落97.30ドル 中東産は反落111ドル台
13日のWTI7月限は、前週末の10日より1.99ドル/バーレルの大幅な値下がりで97.30ドルとなった。6月に入ってから100ドル台が4日間続いたが、その後は2日間隔で100ドル前後を上下している。100ドル前後の推移で安定しているとみるのか、乱高下とみるのか、その判断は難しい。
中東産原油の8月限は1ドル以内の反落となり111ドル台後半となった。中東産は110ドル前後の上げ下げを繰り返しているが、どちらに落ち着くのか、今後の値動きが気になるところである。
一方、ブレントの7月限は、1ドル以上の値上がりとなり、120ドルを超えている。
米国格付会社スタンダード・アンド・プアーズ(SAP)が、ギリシャの長期信用格付けを3段階引き下げたと伝えられ、世界経済の先行き不安が高まった。
また、主要通貨に対して、一時的にドル高が進んだことで、売り圧力が高まった。その後、ドルが反転したことで若干切り返したものの、WTIの原油相場は大幅に値下がりした。