2011.06.22 のニュース
WTI93.01ドルに急落 中東産は続落で106ドル前後
17日のWTI7月限は、前日より1.94ドル/バーレルの反落で93.01ドルとなった。前日は0.14ドルの小幅な値上がりで94ドル台を維持していたが、17日の値下がりで83ドルを割る寸前となった。
中東産原油の8月限は2ドル以上の大幅な続落で106ドル前後となり、1ヶ月前の水準に戻った。ブレントの7月限は1ドル以内の小幅な値下がりとなったが、前日の114ドル台を維持している。
国際通貨基金(IMF)が、米国経済の11年度成長見通しを2.8%から2.5%へ下方修正した。また、17日発表の6月米消費者態度指数(速報値)も3ヵ月ぶりの前月比低下を示すなど、米景気減速と燃料需要減への懸念が高まった。
さらに、ギリシャの財政再建問題が、世界経済に悪影響を与えるのではとの懸念も出てきたことがWTI原油相場の重荷となり、約4ヵ月ぶりの安値で終了した。