2011.06.23 のニュース
WTI反発93.26ドル 中東産も上げで106ドル台
20日のWTI7月限は、前日より0.25ドル/バーレルの値上がりで93.26ドルとなった。前週末の17日は1.94ドルの大幅な値下がりで93ドル割れ寸前まで下落していたが、20日は反発して、小幅ながら値を上げた。
中東産原油の8月限も反発した。1ドル以内の値上がりで106ドル前半となり、5月26日以来の安値となっている。
ブレントの7月限は1ドル以上の値下がりで112ドル台となった。前週15日からの4営業日連続値下がりで、一気に約8ドルの続落となっている。
20日に開かれたユーロ圏17カ国の財務相会合が、ギリシャへの融資決定を先送りしたことで、ユーロ圏経済への先行き不安が拡がり、ユーロ売りでドル高が活性化した。
その結果、時間外の電子取引で、一時91.14ドルと、約4ヵ月ぶりの安値をつけた。ただし、その後ユーロが買い戻され、ドル安となったことから.WTI原油も買い増しが進んだ。