2011.06.29 のニュース
WTI反発91.16ドル 中東産は反落で103ドル前後
24日のWT18月限は、前日より0.14ドル/バーレルの小幅な値上がりで91.16ドルとなった。前日の23日は4ドル以上の大幅な値下がりで95ドル台から一気に91.02ドルまで値下がりしていたが、小幅な反発となった。
それに対し、中東産原油の8月限は3ドル以上の大幅な下落で103ドル前後となり、WTIとの価格差は前日の約15ドルから約11ドル差まで縮小している。6月上旬には10ドル以内の価格差へと戻っている。
ブレントの7月限は、期近の需給緩和見込みを反映し、大幅な続落で105ドル台となり、2日間で一気に9ドル近くも値下がりして2月21日以来の安値水準に逆戻りしている。
国際エネルギー機関(IEA)による戦略石油備蓄の緊急放出や、対ユーロでのドル上昇、先行き需要の減退懸念などを背景に、期近は下値を探る展開となっている。しかし、前日の4ヵ月ぶりの安値を割り込めず、終盤は持ち直した。