2011.06.30 のニュース
WTI反落90.61ドル 中東産は続落で101ドル台
27日のWTI8月限は、前日より0.55/バーレルの小幅な値下がりで90.61ドルとなり、4ヵ月ぶりの安値となった。上げ下げを繰り返しながら、12営業日で11ドルも下落した。
中東産原油の8月限は、1ドル以上の大幅な値下がりで101ドル台となり、WTIとの価格差は、約10ドル差まで縮小している。
ブレントの7月限は、3営業日の続落で105ドル台となり、3営業日で一気に9ドル
近くも値下がりした。
27日に発表された5月の米国個人消費支出が、前月比で横ばいとなり、市場の予想を下回ったことで、米国景気の先行き不安が拡がり、原油相場の売り材料となった。また、IEAによる戦略石油備蓄の緊急放出も、依然として相場の重しとなったが、対ユーロでのドル安、米株高を眺めた習いも入り、90ドル割れとはならなかった。