2011.08.08 のニュース
WTI急落も中東産は堅調 国内市況には影響せず
WTIは91.93ドル/バーレルと続落している。7月26日が99ドル/台であったため、約8ドルの急落となる。
一方、中東産は110ドル台前後で小幅な下落となっており、コスト面では大きな変化はない。また、為替が77円/ドルと円高になっており、東工取の原油の先物は53円/L台の横ばい、ガソリンは68円/Lで推移している。
WTIが急落したことから、国内のガソリンなどの市況も下落するのではないかとの見方もあるが、国内の業転市況は中東産原油に連動しているため、今のところ大きな変動はない。
中東産は、4月が115ドル、5月は100ドルに下落、6月が110ドルで推移しており、4~6月の平均では110ドルとなった。WTIに比べると、10ドル以上の高値が続いている。