日刊ニュース

2011.08.11 のニュース

観光支援で需要を創出しよう

 高速各社の想定によると、10~21日までのお盆時期における渋滞は昨年より若干緩和される見込みだが、観光需要を後押ししてきた休日1千円の廃止、東北での無料化措置など予測がつきにくい状況があり、旅行者の意識面では西高東低との見方もされている。ゴールデンウイークの高速SSガソリン販売量は8%減だったが、復興と経済浮揚に向けた官民挙げての「がんばれ日本」「がんばれ東北」応援事業が今夏にどの程度広がるかは、ガソリン需要を左右する。観光庁調査によると、GWの国内宿泊旅行者数は3%減、距離80キロ以上または滞在8時間以上の日帰り旅行者数は19%減だった。また、観光、帰省、ビジネスなどで昨年1年間に実施した国民1人当たりの宿泊旅行、日帰り旅行回数はいずれも2.5回で、前年を各0.2日下回った。観光業では日本人の旅離れが言われて久しいが、いまや1年間に1度も宿泊旅行をしない国民が半数を超えたという。旅行活性化には一層の挽回策が必要だ。
 一方、JTB調査によると「今夏に旅行に行く」と答えた消費者は16%でここ5年間では昨年に次いで高く、震災を契機に家族との交流を深める気持ちが強まっているという。
利用交通機関は複数回答ながら乗用車が70%と前年をやや下回ったものの、特割廃止の影響は軽微で、鉄道の24%、飛行機の17%、長距離バスの6%を凌駕しており、モビリティの大黒柱としての地位に揺るぎはない。節電影響で避暑地の人気が高いらしい。
 6年前に「SS駅化計画」と称し、鉄道駅とは一線を画した切り口でSSが観光情報発信を通じた地域活性化を支援すると同時に、主に大都市圏SS店頭の情報化・収益化と地方SSの利用促進を両立させる調査事業を実施したことがある。3.11で脚光を浴びたエネルギーの安定供給や災害時サポートに加え、SS業界が関わり得るドライブ旅行の促進は社会的期待に沿うもので、SSの収益化にもつながる。
 ハイシーズンは安全走行のサポーターに徹し、タイヤ損傷、燃料切れ、バッテリー上がりをチェックしたい。基本中の基本だが、当たり前のようにトラブルが発生しているからだ。オフシーズンは観光促進のPR役を担い、ガソリンの消費拡大や洗車など油外需要の掘り起こしに努めたい。SSも収益源を探す旅に出よう。

提供元:全国石油商業組合連合会
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