日刊ニュース

2011.08.23 のニュース

WTI大幅反落82.38ドル 中東産続伸105ドル台

 18日のWTI9月限は前日の87.58ドル/バーレルより大幅反落し、5.20ドル値下がりの82.38ドルとなり、小康状態から大きく変動した。
 中東産の10月限は前日より続伸し、105ドル台前半となつた。
 WTIとの10月限の価格差は22ドル台となり、前日より大幅拡大となった。
 ブレントの9月限は前日より大幅反落し、107ドル台後半となっている。
 11月限のWTIは82.83ドル、中東産が105ドル台前半、ブレントは107ドル台前半となっている。
 米フィラデルフィア連邦銀行発表の8月の製造業景況指数はマイナス30.7となり、前月のプラス3.2から大きく後退し、09年3月以来の低水準となった。
 この低調な指標から景気減退が懸念され、米株式市場と同様に大きく原油価格も下げた。
 今回の5ドル強の下落は、8月に入って3度めである。 一方、中東産は105ドル程度の横ばいで推移している。10日が100ドルであったため、5ドル程度の値上がりとなっている。
 原油は値上がり、コスト高となっているが、為替が76円/ドル台と円高で推移しているため相殺されている。
 そのため、東工取の原油先物は、5万円/KLの横ばいで推移しており、ガソリンも6万5000円程度の横ばい、業転も横ばいとなっており、仕切価格も据え置きとなっている。

提供元:株式会社 石油タイムズ社
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