2011.08.25 のニュース
次世代ガソリン車の普及 EVに対抗して技術革新を
7月に設立され、真のエコカー社会を目指して、各分野の専門家による「次世代ガソリン・ディーゼル車研究会」のセミナーが23日に行われた。
昨今、環境問題への意識の高まりとともに、ハイブリツドカーや電気自勁車など、電気モーターを動力源とする新たなエコカー技術の開発に注目が集まっている。
その一方で、それらを有しないガソリン車やディーゼル車に対するエコカーとしての評価は十分に顕在化されなかった現状がある。
ガソリン車やディーゼル車は、内部で燃料を燃焼させて動力を取り出す「内燃機関」を動力としているが、積年の課題の一つとして生み出した燃焼エネルギーの約20~30%程度しか助力として活かすことができないとり非効率性があった。
しかし、昨今の技術革新や最新の研究動向は、それらに大きな改善の兆しを示している。本研究会では、最新の研究成果を分かりやすくユーザーに紹介し、産業・ものづくりの視点、家計的視点、豊かなカーライフの視点など、様々な見地から、次世代のガソリン・
ディーゼル車のポテンシャルに関する啓発活動を行うとしている。
具体的な活動については、本研究会では、世界規摸での環境負荷の軽減や、新興国市場を始めとするグローバルマーケットでの国内メーカーの競争が強化のために、まずは「エコカーとしてのガソリン・ディーゼル車の価値」を、広く社会へ啓発・共有していくことを当面の活動の主眼に置いている。今後の活動予定は次の通りである。
①ガソリン・ディーゼル車に関する国内外の学術資料・研究情報の収集と発信
②内燃機関に関する消賢者動向の調査・発信
③ガソリン・ディーゼル車の環境および燃費向上効果に関する冬種研究や啓発活動
④以上に関する各種メディアセミナーの開催
⑤研究会WEBサイトを通じた情報発信
⑥一般ドライバー向け啓発活動