2011.10.27 のニュース
WTI急騰91ドル台へ 中東産12月限106ドル台
24日のWTI12月限は前営業日の87.40ドル/バーレルよりさらに急騰し、3.87ドル値上がりの91.27ドルとなった。90ドル超えは9月13日以来、91ドル超えは8月3日以来の高値となり、先物の1月限、2月限も91ドル台の高値を更新した。
中東産の12月限は前営業日より1ドル弱続伸し、106ドル台後半となった。
WTIと中東産との12月限の価格差は15ドル台半ばとなり、前営業日より大幅縮小している。
ブレントの11月限は前営業日より値動きなしの112ドル台となった。
1月限のWTIが91.14ドル、中東産が105ドル台後半、ブレントが109ドル台後半となっている。
10月中国製造業購買担当省景況指数の速報値が51.1(前月比0.2ポイント増)と改善され、エネルギー需要緩和観測の後退につながった。また、週末行なわれたEU首脳会議にて、債務危機対策の包括戦略が大筋合意となった。
この協議に進展がみられたことが好材料となり、原油相場が上伸し、2ヵ月ぶりの高値となった。