2010.11.03 のニュース
太陽、RFCC完成で装備率達成 ―各社はトッパー能力削減で対応―
太陽石油は四国事業所でRFCC(残油流動接蝕分解装置)が完成し、28日に竣工式を行った。能力は2万5000バーレル/日であり、トッパー能力は12万バーレル/日を保有しているため、重質油分解装置の装備率は20.8%となる。エネルギー供給高度化法の判断基準の目標は13%(平均は10.2%)であるため、この目標を上回ることになる。
石油連盟がまとめた上期(4~9月)累計のガソリン販売量は2989.2万KLで前年同月比2.7%(79.3万KL)増となった。 ガソリンの販売は、4月が3.9%増、5月は1.3%増、6月が2.0%減となったが、7月が7.6%増、8月は1.7%増、9月が6.3%増となったことで、上期の累計では27%増となっている。
ガソリン転嫁は難航 小幅上げと下落でバラツキ―為替円高の影響が背景に―
ガソリンのユーザー転嫁は難航している。原油価格(WTI)は81~82ドル/バーレルと高値で推移しているが、為替が円高に転じたため、先物、業転市況も弱気となりユーザー転嫁は厳しくなってきた。石油情報センターの週動向調査(25日)によると132円30銭/Lで前週に比べると10銭の値上がりとなった。