2011.03.11 のニュース
原油価格が急騰しているため、製品市況は国内の製品需給とはあまり関係なく、先物・業転市況ともに値上がりとなっている。原油高によるコスト増が急であるため、製品在庫数量が若干増加しても、値上げ圧力が強く、仕切価格が先行して値上げとなっているもので、業転市況は後追いの状況となっている。仕切価格の値上げが大幅であるため、ユーザー転嫁も浸透しているが、安値がどの水準で落ち着くのかは、ここ数日で固まりそうである。
(提供元:日刊石油タイムズ)
ガソリンの仕切価格は、2月26日、3月5日と2週間連続して8円から8円50銭/Lの大幅な値上げとなった。1月からの未達分を加算すると10円程度の値上げとなる。この大幅な値上げを受けて、販売業者はユーザー転嫁に取り組んでいる。遅れ気味ではあるが、ユーザー転嫁は2月価格対比で10円程度の値上げで浸透している。
(提供元:日刊石油タイムズ)
ガソリン217万KLで7万KL減 灯油在庫194万KLで8万KL減
石油連盟が発表した「原油・石油製品供給統計週報(全国版)」によると、週間(27日~5日)の「製品週末在庫量」のうち、ガソリンは217万KLで前週比6・6万KL減。 灯油は191.6万KLで7.9万KL減、製品在庫合計が1183.5万KLで4.9万KL増、「原油在庫量」は1552万KLで82.1万KL増となった。 「原油処理量」は439.8万KLで11.8万KL減、稼働率が87.5%(前週89.8%)となった。
(提供元:日刊石油タイムズ)