2011.05.20 のニュース
電力用C重油確保で増産対応 -製品供給増に追い打ちかける心配―
石油製品の供給増で市況は下落傾向を強めているが、東電の福島原発事故による石油火力へのシフトでC重油が増産されて原油処理がアップするため、製品需給のバランスが崩れ、供給増に追い打ちがかかるとの心配が強まっている。 東日本大震災直後、経産省は石油各社に対して製油所のフル稼働、製品輸出の停止を要請した。その時点でも、少しの時間経過で石油製品が供給増となり需給緩和となることが心配されていたが、予想通りの状況となってきた。震災直後はガソリン、軽油などが供給不足になり、SS店頭にユーザーが殺到してパニック状態となり各社が増産で対応した。
(提供元:日刊石油タイムズ)
調査価格 ガソリン 151.1円で1.1円上げ 今後の値上がり心配に ~下げ過ぎを防戦~
ガソリンは、仕切価格3~4円/Lの値下がりを受けて、末端市況は値下がりしているが、さらに値下がりが加速するのか、今後の市況対策が注目されている。石油情報センターの週動向調査(16日実施)では、ガソリンが151.1円となり、前週に比べ1.1円の値下がりとなった。軽油は131.7円で0.8円の値下がりとなっている。首都圏では、仕切価格の値下がりで、下げ過ぎを防ぐため、ボトム価格を151円以上の目安から4円値下げして147円として市況対策に取り組んでいる。
(提供元:日刊石油タイムズ)
石連週報 ガソリン在庫 229万KLで2万KL減 軽油輸出 16万KLで2万KL増
石油連盟が発表した「原油・石油製品供給統計週報」(全国版)によると、週間(8日~14日)の「製品週末在庫」のうち、ガソリンは229.3万KLで前週比1.8万KL減。 灯油は226.1万KLで2.7万KL増、製品在庫合計が1383.3万KLで18.5万KL増、「原油在庫量」は1679.4万KLで94.9万KL減となった。
(提供元:日刊石油タイムズ)