2011.09.09 のニュース
元売各社は、今冬の東北地方の灯油の供給確保を優先して在庫の積み増しを行なっている。北海道、東北など寒冷地の油槽所のタンクに灯油を供給しており、例年に比べて早めの対応となっている。とくに、東日本大震災の被災地である東北地方については、灯油の確保は社会的な責務の立場から増産し、油槽所へ輸送して在庫を積み増ししている。 そのため石油連盟週報(9月3日)の灯油在庫は307万KLで、前週の横ばい、昨年に比べると約80万KLも多い。昨年の在庫は低水準で推移し300万KLを超えることはなかったが、今年は8月末で300万KLを超えている。
(提供元:日刊石油タイムズ)
石油連盟が発表した「原油・石油製品供給統計週報-全国版8月28日~9月3日-」によると、「石油製品週末在庫量」のうち、ガソリンは216.0万KLで対前週差5.1万KL減、軽油が214.7万KLで4.7万KL減となり、石油製品在庫合計は1330.7万KLで7.8万KL増となった。
(提供元:日刊石油タイムズ)
6日のWTI10月限は前営業日の86.45ドル/バーレルがより小幅続落し、0.9ドル下がりの86.02ドルとなったが、小康状態となっている。 中東産の11月限は前日よりさらに続落し、106ドル台前半となっている。 WTIとの11月限の価格差は20ドル台となった。 ブレントの10月限は前日より反発し、111ドル台前半となった。 12月限のWTIは86.70ドル、中東産が105ドル台後半、ブレントは109ドル台後半となっている。
(提供元:日刊石油タイムズ)