2012.04.09 のニュース
原発の構成比は調整が困難 ―複数の選択肢で経済影響など分析へー
総合資源エネルギー調査会でエネルギーミックスの選択肢をめぐり電源構成を識論しているが、原発の比率についてはゼロから35%というように意見が大きく分かれており、一本化することは不可能である。そのため2~3の選択肢を提示してとりまとめを行ない、最後は政治決着となりそうである。 原発をゼロとする反原発の委員が8名、連名で反論の意見書を提出するなど、調整は難航している。当初から原発反対の立場で対応しており、妥協する余地もなく、原発推進派との意見対立はスタートから平行線を辿っている。それだけ福島原発事故の影響は大きく、この状況下での意見調整は困難となっている。
(提供元:日刊石油タイムズ)
4日のWTI5月限は前日の104.01ドル/バーレルより続落し、終値は2.54ドル値下がりの101.47ドルとなり、1ヵ月半ぶりの安値となった。 WTIの先物相場は、6月限が102.03ドル、7月限が102.61ドル、8月限が103.06ドル、9月限が103.45ドル、10月限が103.74ドルで終えた。 NY株式市場で株が大幅下落し、今年2番目の大きな下げ幅となった。また、スペインの国債入札が順調とならず、債務問題に発展する可能性も出てきた。
(提供元:日刊石油タイムズ)
調査価格ガソリン小幅値上げ 業者、仕切値下げに対抗 ~ユーザー転嫁未達分を回収へ~
ガソリン市況は週動向調査(2日)では、158円30銭/Lとなり、前週に比べて70銭の値上がりとなったが、上げ幅が鈍化していることもあり、次週の調査(9日)が待たれる。仕切価格は3月31日から小幅値下げとなったが、販売業者は、これまでの未達分もあり、値上げに取り組んだことになった。経済産業地域別の平均価格をみると、関東が158円(前週157円)、中部が159円(158円)、近畿が158円(157円)、中国が158円(157円)、四国が157円(156円)、九州および沖繩が160円(159円)と、各1円の値上がりとなった。
(提供元:日刊石油タイムズ)