2012.08.09 のニュース
石油開発企業と元売の石油開発事業の4月~6月決算は前年同期比で増益となった。原油価格が期中では大幅な値下がりとなり、元売の精製・販売事業は大幅な在庫評価損が発生したが、石油開発事業は、原油価格の平均が前年比で値上がりしたため増益となった。原油価格(ドバイ)の推移をみると4月初めが120ドルであったものが6月末に90ドルへ急落して、期中で約30ドルの急落となった。だが、期中平均では116ドル/バーレルで前年同期が111ドルであったため5ドルの値上がりとなり、為替が80円/ドルで2円の円高、コスト増となったが増益となった。
(提供元:日刊石油タイムズ)
製油所の事故増で減産 増販期待、需給が締まる ~先物、業転は値上がり~
製油所の事故増で減産 増販期待、需給が締まる ~先物、業転は値上がり~ ガソリン販売は需要期となっているが、現在、石油各社の製油所の事故が相次いで起こっている。これは、老朽化によるものか、安全点検の不備によるものか、原因を究明することは難しい。 そのため、減産になっており、供給確保のために、元売は市中買い、輸入などで対応することになる。ただ、設備が過剰であるため、供給が逼迫することはない。現在の需給は安定しているが、今後、在庫は減少するものとみられている。
(提供元:日刊石油タイムズ)
6日のWTI9月限は前週末の91.40ドル/バーレルより続伸し、終値は0.80ドル値上がりの92.20ドルに乗せてきた。 WTIの先物相場は、10月限が92.46ドル、11月限が92.76ドル、12月限が93.15ドル、1月限が93.59ドル、2月限が93.96ドル、3月限が94.17ドルで取引を終えた。
(提供元:日刊石油タイムズ)