2013.03.08 のニュース
3月に入り、石油製品需給、ガソリン、灯油市況は安定してきた。石連週報(2日)によると、ガソリン在庫が212万㌔㍑と前週に比べると1万㌔㍑の増加、灯油が201万㌔㍑と5万㌔㍑の減少となっている。灯油は前年に比べると積み増しており、冷え込みが続いているため需給は安定している。東京商品取引所の先物市況では、ガソリンが76円/㍑、灯油が74円となり、ガソリン高で推移しており、業転市況も同様に弱含みとなっている。一方、みずほ総合研究所の週動向調査(4日)によると、ガソリンの参考値が156円20銭/㍑の横ばい、軽油が135円50銭と10銭の値上がり、灯油のSS店頭価格が101円30銭と20銭の値下がりとなった。今回、いずれにしても小幅な変動であるが、実質横ばいとなったため、次週の動向が注目となる。
(提供元:日刊石油タイムズ)
石油統計速報によると1月のガソリン販売は439㌔㍑で前年比で2・7%減となった。2月も6%減が見込まれている。前年2月が閏年であったため1日多いこともあり、3・5%を調整することになるが、この影響による減販が懸念されている。2012年1月~12月の1年間での販売は、5710万㌔㍑で0・4%の微増となった。見通しでは、若者のクルマ離れ、省燃費車の普及、不況による個人消費の減少で販売減が見込まれていた。
(提供元:日刊石油タイムズ)