灯油販売、反省点はなかったか 2001年04月19日更新
今シーズンの灯油商戦が寒冷地を除いてほぼ終わった。今年は1月、2月が比較的寒かったため、灯油の需要は活況を呈した。1月の灯油販売は494万8,000KL、124.1%にも達した。灯油シーズンが終わったいま、今シーズンの灯油販売を分析、整理し、問題点など記録して来シーズンに備えておくことが必要と思われる。記憶が新しいうちに、いろいろ販売戦略、組み立てのチェック、反省などをきちんと整理しておくことが必要であろう。
灯油の販売数量はその年の気温によって大きく左右されることはやむを得ないことであり、避けられない。しかし灯油が10月~3月のシーズン中に、財源の大きな柱になり得たかどうかが大きな問題である。数量は出たが、利益には結びつかなかったでは労多くして報われないことになる。灯油の流通も複雑となり、スーパー、ホームセンター、引き売りなど多岐となっているが、やはり特定の寒冷地を除いては、主力はSSの店頭売り、配達が多い。
灯油販売の第一の問題点は、確実に利益商品とすることであり、貴重な財源としておかなければならないことはいうまでもない。すべての取り組み、戦略をまずこの一点にしぼって組み立て、今シーズン出来なかったことを反省材料として、記録しておいて、来シーズンに活用することが必要になる。そのためにはシーズンが終わった直後の今のうちにきちんと整狸しておくことが必要ということになる。