2014.09.08 のニュース
化石エネルギーを再評価 世界石油会議モスクワ大会報告会
第21回世界石油会議モスクワ大会の報告会は、4日に経団連会館で開催された。
大会は6月15日から19日まで開催され、日本からは140名が参加した。
報告代では、日本国内委員会の天坊昭彦会長(出光興産相談役)は、「多くの術発表や企業の展示活動等を通じ、日本企業及び日本国内委員会は、大きくプレゼンス発揮することができた。大会では、①全体講演、②4部門(石油開発/精製・石油化学/天四劣ス/持続的な産業管理)の技術講演等、約100のセッションで幅広い議論が展開された。特に、極地や深海等厳しい地理的条件下での石油・天然ガス開発、地球温暖化に貢献できる精製分野の技術、新しい触媒技術、持続可能な産業の将来像等で、興味深い発表が行
われた。シェールガス、シェールオイルの開発により、一次エネルギー供給において、化石エネルギーが再び注目されるであろうとの一致した認識ができた。世界有数の石油消費国である日本が、石油供給の確保を図るため、世界石油会議に参加し国際的なネットワ
ークの形成やこれを通じた積極的な情報交流を図ることは、これまで以上に重要となってきていると認識している」と報告した。引き続き、大会で報告された石油開発、石油精製の技術アログラムが紹介された。