2014.11.04 のニュース
WTI-反発81.12㌦ 3日ぶりに反落
30日のNYMEXの原油先物相場は、供給過剰感やドル高・ユーロ安を嫌気した売りに反落した。WTIの中心限月12月物は、前日終値比1.08㌦の81.12㌦で終了した。1月物は1.06㌦安の80.90㌦で取引を終えた。
原油相場は、終日マイナス圏で推移した。前日の米連邦公開市場委員会(FO
MC)声明を受けて米国の早期利上げ観測がくすぶる中、ドルが対ユー口で上昇し、ドル建ての原油相場は割高感に圧迫された。また、市場には、需給をめぐる懸念も強い。産油国の増産が続く中で供給過剰への不安がくすぶっているほか、世界的な需要緩和観測が相場の圧迫材料となっている。前日まで続伸していたことも、売られやすい地合いにつながった。