日刊ニュース

2014.11.21 のニュース

ガソリン仕切価格改定 JX、出光は1.5円値下げ 灯油は1円値下げに止める

ガソリンの仕切価格改定は、20日から適用でJX、出光が各1円値下げとなった。灯油は各1円値下げとった。昭和シェルは19日からガソリンは1円値下げ、灯油は50銭値下げとなった。為替は116円/㌦強と円安で推移しているが、原油価格はドバイで80㌦/バーレルを割って74~5㌦/バーレルへと値下がりとなったためコスト安となり、値下がりとなったもの。11月に入って据え置きが続いたため、販売業者は市況立て直しに取り組んでいるが、今回1円50銭値下げとなったことから市況対策は難しくなりそうである。末端市況は160円を割って154~6円相場となり、安値は150円を割って145円も散見する状況にある。
今後の原油価格の見通しは不透明となっているが、今が底値であり、70㌦割れはないとみられ、市況維持を狙っている。
159.10円で1.4円下げ 18週連続値下げで市況対策は難航
 石油情報センターの調査価格(17日)は159円10銭で前週に比べ40銭の値下がり、18週連続の値下がりとなった。仕切価格が据え置きが続いたため、販売業者も安値の底上げを狙って市況立て直しに取り組み、一部では値上がりをみせていた。しかし、20日から仕切価格が1円50銭の値下げとなったことから状況が変わってきた。
 ガソリン商戦はこれから連休(22~24日)と、引き続き年末商戦に入るため増販を見込む時期となってきた。販売数量も減販から回復の兆しをみせているため、年末商戦には期待をかけている。
 ガソリン価格も安値は140円台となったことからユーザーの節約本向も緩和されそうである。しかし、総選挙となったことから、一部では不景気になるとの見方もあり、ガソリンの減販を心配する向きも出ている。
 原油価格の値下げから先物、業転が連続して値下がりしているが、ボトム154円以上を狙って底上げに取り組んでいるが、今回1円50銭の値下げとなったことから様子眺めに変りそうである。

提供元:株式会社 石油タイムズ社
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