2010.07.09 のニュース
原油価格(WTI)は6日に71.98ドル/バーレルと72ドルを割り、6営業日連続して下落、1カ月ぶりの安値となった。為替も88円/ドルと円高で推移、コスト安となってきた。東工取の先物もガソリンは50~51円/L、灯油は49~50円、原油は39円と値下がりしている。業転(陸上)のガソリンは56円程度で推移している。仕切価格は小幅変動となっている。
ガソリン217万KLで10万KL減 灯油在庫174万KLで7万KL増
石油連盟が発表した「原油・石油製品供給統計週報」(全国版)によると、週間(27~3日)の「製品週末在庫量」のうち、ガソリンは216.8万KLで前週比10.2万KL減。
設備処理 法的措置で実施 -重質油分解装置装備率の向上で誘導-
経産省は5日付けの官報で、エネルギー供給高度化法に基づく重質油分解装置の装備率を現状の10%から13%に引き上げることを狙った省令を施行した。原油の重質油化、石油需要の白油化、国内需要の減少に対応して、重質油分解装置の能力の向上を図ることになったものである。企業側は2O13年度までに装備率を何%に引き上げるかの目標を今年10月末までに経産省に提示することになった。