2011.03.01 のニュース
中東で発生している政情混乱。先週、その波はついにリビアに波及、石油生産にも影響を及ぼしたことから、わが国の原油価格指標のドバイ原油がバーレル110ドルを突破し、2年5ヵ月ぶりの高値となった。 本紙前号で掲載した通り、関全石連会長は先週末、原油急騰に関する緊急コメントを発表した。これは、この原油価格の上昇を反映して、小売市場がきちんと対応しなければならない大事な時であるにもかかわらず、それがなかなか進まないことへの強い危機感とその改善を求めたものである。
(提供元:ぜんせき)
24日のシンガポールマーケット中東産原油4月限は、続伸して112ドル/バーレル前後となった。一気に7ドル以上の大幅な値上がりとなったもので、WTIを約15ドルも上回る高価となっている。 WTIの4月限は0.82ドルの反落で97.28ドルとなり、ブレントの3月限は3ドル以上の大幅な続伸となり、113ドル台の高値となった。
(提供元:日刊石油タイムズ)
販売業者は3月から、ガソリンの値上げに取り組む。工クソンモービルは3円50銭/Lの大幅な値上げを打ち出したことから、他の元売も追随するものとみられる。今回の値上げで、仕切価格は130円程度(消費税を含む)となり、これに10円のマージンを加算すると140円となるが、首都圏ではボトム価格141円を目安に、販売業者はユーザー転嫁に取り組む。
(提供元:日刊石油タイムズ)