2011.03.16 のニュース
大地震発生で安定供給に不安 ―製油所の操業再開、融通で臨む―
東日本大地震が11日に発生、東京電力・福島第一・第二原発の自動停止、第一原発の1,2,3号機の事故などで計画停電が実施となり、経済、社会、産業、エネルギーヘの影響が心配される。石油業界でもコスモ石油・千葉、JX日鉱日石エネルギー・仙台でLPGタンクの火災事故で操業を停止した。さらにJX鹿島、極東石油、東燃・川崎、JX根岸など6製油所の操業が停止している。油槽所からの出荷の停止、一時見合わせなどの影響が出ている。
(提供元:日刊石油タイムズ)
経産省は、東日本大地震の影響等の被災状況をまとめているが、停止した製油所はJX仙台(火災)、JX鹿島、JX根岸、コスモ千葉(火災)、極東石油、東燃川崎の6ヵ所となっている。火災が発生していない製油所は点検中であり、早期の復旧が見込まれる。油槽所は停電による出荷の見合わせ、出荷設備の被害で停止しているケースもある。被災地のSSの情報は得られていないが、「SSでのユーザーの買いだめの動きもあり、自粛を求めたい」としている。
(提供元:日刊石油タイムズ)
WTI続落101.16ドル 中東産2ドル超の反落108ドル台
11日のWTI4月限は続落して101.16ドル/バーレルとなった。前日に比べ1.54ドルの大幅な値下がりとなったが、5月限、6月限は102ドル台となり、先高で推移している。 一方、中東産原油の5月限は、2ドル以上の大幅な値下がりで108ドル台となったが、ブレントの4月限は前日比横ばいで114ドル台となっている。
(提供元:日刊石油タイムズ)