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2011.07.28 のニュース

卸に関わる2つの異常事態  

 原油が円建てでは61.9円だったゴールデンウイーク直前。SSのガソリン卸価格は126円前後で、消費税込みの小売価格は152.5円であった。それから約3ヵ月が経過し、円建てで56.1円となった原油に対しガソリン卸は126円を超える。原油が5円強、割安になっている一方で、卸は当時を超える水準に跳ね上がっている。  GW前の海外からのガソリン製品輸入コストは、3~5円もの海外高・国内安だった。当時の国内ガソリン在庫は、大震災による増産アクセルが効き過ぎ、国内市場が自粛蔓延 で冷え込み過ぎた影響が出て、大幅に積み上がり続けていた。つまり、国内の需給が緩んだ影響が顕著に出て、国内独歩安が出現した。

(提供元:ぜんせき)

WTI反落99.20ドル 中東産9月限111ドル台  

 25日のWTI9月限は前営業日より反落し、0.67ドル値下がりの99.20ドルとなった。  中東産原油の9月限は前営業日の112ドル台より反落し、0.20ドル値下がりの111ドル台後半となった。  WTIとの価格差(9月限)は12ドル台後半となり、前日より拡大となった。  ブレントの8月限は前営業日より反落し、0.50ドル値下がりの119ドル前半となった。  10月限のWTIは99.60ドル、中東産が112ドル台前半、ブレントは118ドル台前半となっている。

(提供元:日刊石油タイムズ)

ガソリン業転は堅調推移 HC、量販店も値上がり ~先物は9月限移行で71円~  

ガソリン業転市況は、127~8円/L、先物(8月限)は74円/Lと堅調で推移しており、末端市況も値上がりして安定している。HC、量販店も137~8円となっており、街道沿いSSも140~150円相場となっている。7月販売は猛暑で好調であり、8月の旧盆商戦につながると期待している。7月に入って仕切価格が値上がりしたため、ユーザー転嫁は浸透している。

(提供元:日刊石油タイムズ)

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