2011.08.17 のニュース
電力用C重油、原油の受入は増加 ―輸入で対応、国内の需給は安定推移―
電事連によると7月の10電力用のC重油の受入は90万KLで前年同月比で31%増、原油(生だき用)は72万KLで87%増と大幅な増加となった。原発の事故と定期点検で原発の発受電力量が50%減少したため、火力発電が15%増にシフトしたことから、C重油と原油が増加したものである。 原発の減少分は、まずLNG、石炭火力でカバーし、その後に石油火力の増加となる。そのため、石油各社が予想していたよりもオーダーが出るのが遅れており、供給不足が表面化する状況にはない。電力会社との重油取引きには各社間にバラツキもあり、温度差もある。
(提供元:日刊石油タイムズ)
12日のWTI9月限は前日の85.72ドル/バーレルより小幅反落し、0.34ドル値下がりの85.38ドルとなり、この1週間のなかで、1ドル未満の最も小さな値動きとなった。 中東産の10月限は前日より小幅続伸し、102ドル台前半となった。 WTIとの10月限の価格差は16ドル台となり、前日より拡大となった。 ブレントの9月限は前日より続伸し、108ドル台前半となっている。
(提供元:日刊石油タイムズ)
ガソリン145~146円相場へ 仕切値下げ、末端市況は下落 ―旧盆商戦と重なり値下げ競争―
ガソリン市況は値下がり、首都圏のボトム価格は145~6円/L相場となってきた。7月末から8月初めは150円台相場となっていたが、旧盆商戦入りと仕切価格が6日、13日から連続して計4円強の値下げを実施、これを受けて末端市況は一気に下落してきた。原油価格(WTI)が7月末の99ドル/バーレルから8月9日には80ドル割れの 79ドルヘ急落した。12日には85ドルまでも戻したが、業転市況も下落した。
(提供元:日刊石油タイムズ)