2012.02.28 のニュース
東日本大震災で被災地などを中心に石油製品供給が支障を来たしたことから、災害時における石油の供給不足に対処できるよう、政府は石油備蓄法や石油需給適正化法などを一部改正する法案を閣議決定した。 これまでの石油備蓄法は海外から石油が途絶した場合に放出することになっていたが、国内の特定の地域での災害で石油の供給不足が生じたにも石油備蓄を放出できるようにする。同時に、現在、大部分が原油で備蓄されているものを、今後は製品での備蓄を大幅に増やす。
(提供元:ぜんせき)
灯油シーズンは、2月末となり終わりに近づいた。シーズンは3月末までとなるが、これからも冷え込む日があるものの、長くは続かず灯油の販売数量が急増することはない。 関東地区も気温が上昇し、春が近づいてきた。今冬の末端市況は、在庫増で供給に余力があったが、店頭で90円/L、配達で100円相場で安定して推移したことになり、販売業者もマージンを確保してまずまずのところである。販売数量では増販が予想されたが、それを下回ったものの年末から1月~2月は前年比で増加となったようである。
(提供元:日刊石油タイムズ)
23日のWTI4月限は前日の106.28ドル/バーレルより続伸し、1.55ドル値上がりの107.83ドルとなり、6営業日連続上昇し、6月限では108.68ドルに乗せている。 中東産の4月限は前日より値上がりして、120ドル台前半に乗せてきた。 WTIと中東産との4月限の価格差は前日より縮小して12ドル台前半となった。
(提供元:日刊石油タイムズ)