2012.05.16 のニュース
平成24年3月期(23年度)の石油開発企業、元売の石油開発事業の決算が出揃ったが、為替は円高となっていたものの、原油価格の高騰で大幅な増益となった。石油開発の場合は、原油価格と為替の変動が利益に直接影響する。為替が79円/ドル(前年は86円)で7円の円高となり減益の要因となったが、原油価格(ブレント)が113ドル/バーレルで前年の84ドルに比べ29ドルの値上がり(34%増)、ドバイは109ドルで前年の82ドルに比べて27ドルの値上がりと、大幅な値上がりのため相殺され増収、増益となった。
(提供元:日刊石油タイムズ)
11日のWTI6月限は前日の97.08ドル/バーレルより反落し、終値は0.95ドル値下がりの96.13ドルに収まった。 WTIの先物相場は、7月限が96.49ドル、8月限が96.75ドル、9月限が97.02ドル、10月限が97.27ドル、11月限が97.45ドル、12月限が97.61ドルで終えた。
(提供元:日刊石油タイムズ)
ガソリン仕切3円弱値下げ 末端市況は値下がりへ ~地域価格差が拡大、東低西高の市況~
ガソリンの仕切価格は12日から3円/L弱(2円60銭~80銭)の値下がりとなった。販売業者は連休明けで市況維持に取り組むことになっていたが、再び値下げとなりそうである。みずほ総合研究所の市況調査では4月初めが平均で158円となっていたが、連続して値下がり5月7日には153円となり、累計で5円の値下がりとなった。経済産業局別にみると北海道が160円から151円と9円の値下がり、関東、東北が158円から153円と6円の値下がり、近畿は158円から155円と3円、九州は161円から157円で4円の値下がりとなるなど、地域間でバラツキが生じている。
(提供元:日刊石油タイムズ)