2012.06.19 のニュース
経産省、広域PL整備を推進へ ―石連は低減効果、採算性を疑問視―
総合資源エネルギー調査会総合部会天然ガスシフト基盤整備専門委員会(第5回)は、13日に開催され、国内の広域パイプライン(PL)の整備、地下貯蔵の重要性を指摘した報告書をまとめた。経済産業省では、この報告書に沿って来年度の予算要求、新政策に織り込むことになる。 東日本大震災を機に、エネルギー基本計画の見直しが基本問題委員会で審議され、エネルギーミックスの選択肢(主に原発の電源構成)を決めたが、その中で「天然ガスシフトを始め、化石燃料を有効利用することが基本的方向である」との論点整理を受けて審議を行なっていた。
(提供元:日刊石油タイムズ)
ガソリン業転は異常な値動き 海上高の陸上安に ~元売の市中買いで価格差拡大~
梅雨入りとなり、6月のガソリンは販売不振が続いている。現在、幾つかの製油所が定期修理中であるが、在庫は220万KL程度で推移し、供給増となっている。そのため、業転の陸上物が安値となり、末端市況が下落している。一方、業転の海上物が元売買いで高値となっており、「大口の海上高、小口の陸上安」という異常な値動きをみせている。海上物が122円/L、陸上物が116円/Lと6円の価格差が生じている。海上物が高値になれば、陸上物も連動して値上がりするものだが、原油価格が安値で推移していることもあり、業転の陸上物が値上がりすることは難しい状況にある。
(提供元:日刊石油タイムズ)
14日のWTI7月限は前日の82.62ドル/バーレルより反発し、終値は1.29ドル値上がりの83.91ドルに乗せてきた。 WTIの先物相場は、8月限が84.22ドル、9月限が84.50ドル、10月限が84.76ドル、11月限が85.08ドル、12月限が85.39ドル、1月限が85.66ドルで取引を終えた。
(提供元:日刊石油タイムズ)