日刊ニュース

過去のニュース一覧へ

2012.06.21 のニュース

佐渡沖での基礎試錘の成果に期待  

 資源エネルギー庁は18日、新潟県佐渡南西沖約30KM、水深1100Mの海底鉱区で国内石油天然ガスの基礎調査として掘削を行なうと発表した。掘削深度は海底面下約2700Mで、国の基礎試錐「上越海丘」(事業名)として実施するもので、今年度の予算では147億円を計上している計画である。この鉱区は、平成15~16年度に国の基礎試錐として旧ジャパンエナジー石油開発が掘削した地域である。今回の事業実旅者は鉱区を保有しているJX日鉱日石開発で、JOGMECが事業管理者となる。

(提供元:日刊石油タイムズ)

WTI反落83.27ドル  

 18日のWTI7月限は前週末の84.03ドル/バーレルより反落し、終値は0.76ドル値下がりの83.27ドルに収まった。  WTIの先物相場は、8月限が83.60ドル、9月限が83.93ドル、10月限が84.23ドル、11月限が84.56ドル、12月限が84.88ドル、1月限が85.18ドルで取引を終えた。17日のギリシャ議会の再選挙の結果、ギリシャのユーロ圏離脱懸念は後退した。一方、スペインやイタリアの長期国債利回りが上昇(価格は下落)するなど、ほかの南欧諸国の財政状況への作疑感が一層強まった。

(提供元:日刊石油タイムズ)

製品下落でコスト割れ 足元では高値原油を処理 ~元売、市場連動制で苦戦~  

原油価格急落でガソリンなどの製品市況が連動して下落している。足元の処理原油が高値であるため、コスト割れとなり、元売各社は苦戦している。原油価格下落で、東京工業品取引所の原油FOB価格が95ドル~96ドル/バーレル、これを円/L換算すると47円、灯油が58円、ガソリンが62円程度で推移しており、高値の処理原油とそれぞれ価格差が生じている。しかし、原油CIF価格でみると、5月上・中旬が124ドル/バーレル、為替が81円/ドル、これを円/L換算すると63円となり、先物の47円より高値となっている。

(提供元:日刊石油タイムズ)

ユーザーID:
パスワード:
ログインする
e-BISTRADE