2012.06.27 のニュース
石油の重要性は再認識されるも ―需要減少で供給体制は弱体化―
総合資源エネルギー調査基本問題検討要員会は、エネルギーミックスの選択肢を決めたことで、今後は一次エネルギー供給の化石燃料などエネルギー全般のあり方を審議する。これまでの議論は原発問題を集中的に取り上げており、「反原発」と、「原発推進」の対立に終始した。結果的には2030年の電源構成比の原発比率を、①ゼロ(火力発電は全体で約50%で、うち石油は6%)、②15%(火力発電は40%で、石油は4%)③20~25%(火力発電は35%で、うち石油は4%)、の3通り選択肢を決め、エネルギー・環境会議に提示、近く最終報告をとりまとめる。だが、石油火力の比率は4~6%(10年度は9%)と低い。
(提供元:日刊石油タイムズ)
22日のWTI8月限は前日の78.20ドル/バーレルより反発し、終値は1.56ドル値上がりの79.76ドルに乗せてきた。 WTIの先物相場は、9月限が80.14ドル、10月限が80.51ドル、11月限が80.94ドル、12月限が81.32ドル、1月限が81.70ドル、2月限が82.03ドルで取引を終えた。
(提供元:日刊石油タイムズ)
原油下落で見通し難に 今後の業転市況を注視 ~ガソリン末端市況への影響を懸念~
原油価格の下落が続いていたが、さらに前週末で一段の値下がりとなってきた。ガソリン市況はそれまで安定化の方向となっていたため、今後の先物、業転市況が注目される。 ガソリン市況は、首都圏の街道沿いでは、135円/L、セルフが132円、安値の量販店が128~129円となっており、カード会員は、さらに3円引きとなっている。みずほ総合研究所の週動向調査(18日)では、全国平均は142円、東京が144円、千葉、埼玉が139円へと前週に比べて1~2円の値下がりとなっている。11週連続の値 下がりで140円割れも増加してきた。
(提供元:日刊石油タイムズ)