2012.08.27 のニュース
製油所の火災事故、ガス漏れ、事故隠し、点検不備などトラブルが多発している。東日本大震災で製油所が2ヵ所被害を受け、1年以上操業を停止していたため安定供給に努めてきたが、ここにきて製油所での事故が目立っている。これ以上、事故が増加すると操業を停止する製油所も増え、結果的には減産となり供給にも支障が生じることになる。 業界全体では、設備過剰であるが、会社別でみると供給体制では厳しい状況となる。これから冬場に向けて灯油などの在庫の積み増し、冬場の需要期での供給確保に問題が生じかねない。今回の事故は、製油所ごとに状況が違うため、各社で事故の原因究明に努め、再発防止策を打ち出し関係官庁に申請している。
(提供元:日刊石油タイムズ)
原油価格は、WTIが97ドル/バーレル、中東産が112ドル、ブレントが116ドルと値上がり基調で推移しており、中東産は今年3月の120ドル台にまで接近しそうである。 この原油価格の上昇を受けて、東京工業品取引所の先物市況は、ガソリンが69円/L、灯油が67円と各値上がりしてきた。
(提供元:日刊石油タイムズ)
SS数が17年連続で減少し、この3月末には3万7743ヵ所となった。15年連続で純減数が1000ヵ所を超えてもいる。 17年間の廃止SSの累計は3万1290ヵ所、新設累計は8612ヵ所。この新設が全部、生き残っているとすると、1995年3月末に存在した6万421ヵ所のうち、現在まで生き残ったSSは2万9131ヵ所となる。生存率は5割を割り込む。
(提供元:ぜんせき)