2012.10.17 のニュース
事故、定期修理で実稼動率は高率 ―今後の増産も供給増に至らず―
これから需要期に入るため、各社とも増産で対応することになるが、前年比では微増で臨むようである。製油所全体の原油処理能力は448万バーレル/日あり、足元の原油処理は320万バーレル/日で稼動率は72%と低い。単純に引き算すれば設備能力は120万バーレル/日の過剰となるが、事故での操業停止、定期修理などで約90万バーレル/日の停止分を除いた実稼働能力は350万バーレル/日となる。これで計算すると実稼働率は90%を超える高稼働となる。
(提供元:日刊石油タイムズ)
WTI反落91.86ドル IEAの需要見通し引き下げで小幅下落
12日のWTI11月限は前日の92.07ドル/バーレルより小幅に反落し、終値0.21ドル値下がりの91.86ドルに収まった。 WTIの先物相場は、12月限が92.28ドル、1月限が92.76ドル、2月限が93.24ドル、3月限が93.66ドル、4月限が93.97ドル、5月限が94.21ドルで取引を終えた。
(提供元:日刊石油タイムズ)
ガソリン下落局面 2円~3円の値下がり ~仕切価格も連続値下げ~
原油価格はWTIが90ドル/バーレル割れから92ドルに、ブレントが114ドル、ドバイが110ドル程度と反発しており、値上がりムードとなってきた。シリア問題など地政学的リスクが高まっていることによる上昇だが、世界景気の後退や中国の経済成長 率が伸び悩んできたなどのマイナス材料もあり、小幅な上げ、下げが繰り返される状況が続いている。
(提供元:日刊石油タイムズ)