2012.11.21 のニュース
ガソリン下落傾向も 灯油仕切は値上げへ ~原油は上昇、為替円安に転じる~
ガソリンの仕切価格は連続値下げとなった。17日から約1円/Lの値下げとなったため、末端市況の値下がりが懸念されている。仕切価格は10月から値下げが続いており、これと連動して末端市況も値下がりとなっている。 原油価格は、アメリカの大統領選挙後に値下がりし、その後、安定して推移していたが、イスラエルとガザ自治区のハマスの軍事衝突により、地政学リスクが高まり値上がりしてきた。WTIは86ドル~87ドル/バーレルへと値上がりしている。為替も79円/ドルから81円へと円安に転じており、コスト増の傾向をみせている。
(提供元:日刊石油タイムズ)
16日のWTI12月限は前日の85.45ドル/バーレルより反発し、終値は1.22ドル値上がりの86.67ドルに乗せてきた。 WTIの先物相場は、1月限が86.92ドル、2月限が87.47ドル、3月限が88.04ドル、4月限が88.57ドル、5月限が89.01ドル、6月限が89.36ドルで取引を終えた。
(提供元:日刊石油タイムズ)
資源エネルギー庁天然ガス15.9%増、石油2.9%増 2011年度エネルギー需給実績を発表
資源エネルギー庁は16日、平成2011年度エネルギー需給実績(速報)を発表した。 ①最終エネルギー消費は、生産量の減少や節電効果等により、前年度比2・9%の減少(1990年度比4・7%増)。 ②エネルギー源別の最終エネルギー消費は、生産量の減少や節電効果等により電力が大きく減少(前年度比6・2%減)。一方、都市ガスが増加(同2・4%増)。 ③一次エネルギー国内供給は、原子力が前年度比64.5%の減少。一方、原子力代替のための火力発電の増加等の影響により、天然ガス(同15・9%増)と石油(同2・9%増)が増加。
(提供元:日刊石油タイムズ)