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2013.01.24 のニュース

元売、在庫評価益が発生 円安効果 石油開発部門は増益へ  

 現在、原油価格(中東産)が107ドル~108ドル/バーレル、為替が88円~89円/ドルのコスト高で推移しており、この水準が続けば、各社の3月期決算は在庫評価益が発生して、業績回復となりそうである。とくに石油開発部門にとっては、円/ドル換算した後の原油価格が円安によって高値となるため、収益を押し上げる結果となる。  円安によるコスト増によって、週決め方式の仕切価格改定の値上げが続いている。これは、その都度、円安分によるコスト増を仕切価格の改定に織り込んでいるためで、販売業者は、その事をユーザーに説明して価格値上げの理解を求めている。

(提供元:日刊石油タイムズ)

仕切値 円安値上げが浸透 灯油、業転相場が先行 ~ガソリンも追随値上がり~  

 石油製品市況は、灯油が需給タイトな状態を背景にして、先物、業転市況は82円~84円/Lで推移している。  灯油在庫は222万KLと前週に比べて26万KLの減少、前年に比べると45万KLも減少し、200万KL割れの低在庫も予測されるが、シーズンはあと1ヵ月間であるため、今後、天候次第の対応となる。

(提供元:日刊石油タイムズ)

省るべき「起」「承」の悲劇  

 長さが東京タワー並み、高さ・幅ともに20階建てビル並みという巨大なVLCCタンカー。中東で30万㌧の原油を満載して、ホルムズ海峡、マラッカ海峡という難所を航行、1・2万㌔㍍のオイルロードを片道17日間かけて日本に到着する原油。それでもVLCC1船で日本の消費量の半日分を賄うに過ぎないから、年700隻以上が中東と日本を往復する計算になる。  VLCCからそのまま受入可能な製油所ばかりではないから、中継基地で10万㌧タンカーに積み替えるケースなどを経て各地の製油所へ。国内の原油タンク容量は約3900万㌔㍑。

(提供元:ぜんせき)

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