2014.05.01 のニュース
ガソリン 166円相場形成 増税、仕切値上げを転嫁へ~地域価格差が生じる~
ガソリンは連休商戦に入った。仕切価格は26日からJXが1円/リットル、出光が60銭の値上げを実施しており、4月に入って3度目の値上げとなり累計では3円の値上がりとなっている。末端市況は、街道沿いのボトム価格が166円相場に引き上げられているが、162~163円か中心値、セルフの安値は160円を割っている。
(提供元:日刊石油タイムズ)
4月のガソリン販売は418万キロリットルとなり前年同月比で7%減が見込まれている。3月では4月1日からの消費税の増税(3%の増税)を前にして仮需要が発生して、前年比で3~4%増が見込まれ、その反動で4月は減販となった。その他の油種の4月販売をみると灯油は20%の大幅減、軽油は1%減の小幅にとどまったが、A重油は20%減、C重油は電力用が15%減、一般用は10%減と軒並み大幅な減少となっている。
(提供元:日刊石油タイムズ)
今年のゴールデンウィークは休日の分散化、仕入価格の高止まり、そして消費税および地球温暖化対策税のダブル増税など、行楽需要に影響しそうな要素が重なっている。高速料金の割引制度も4月から変更・縮小されたが、休日割引は6月末まで延長、以降は3割引に替わるので、大型連休5割引を訴求したいところだ。JTBのGW国内旅行者数予測は前年比3・6%減の2196万人、平均費用は4・2%減の3万4400円。交通手段では乗用車が63%を占めるという。単純試算だと1400万人弱がクルマを利用する格好だ。
(提供元:ぜんせき)