2011.02.15 のニュース
全国的にガソリン小売価格の軟化を伝える情報が多くなった。一方で原油相場は、米国WTI原油のみ独歩安ではあっても、相変わらず100ドル近辺にある。日本の原油コストベースとなる中東産指標は、08年9月以来の高値にあり、昨日の10日には、最近の高値を更新する98ドル台まで上昇した。
(提供元:ぜんせき)
ガソリン市況は安定推移 ユーザー転嫁も一段落―調査価格 小幅な値上がり続く―
原油価格は、WTIが87ドル/バーレル(1月平均は89ドル)と90ドルを割って下落している。一方、中東物は96ドル(1月は92ドル)と値上がりしているため、見通しが難しくなっている。ブレントは100ドルでWTIとの価格差は14ドルと拡大している。日本の輸入原油は、大半が中東原油であるためコスト増となっているが、原油価格が流動的であることも反映して国内の先物、業転市況も小幅な変動にとどまっている。
(提供元:日刊石油タイムズ)
9日のシンガポールマーケット中東産原油4月限は、前日(8日)より1ドル以内の値上がりとなり、96ドル/バーレル台後半となった。先物のうち6月限は97ドル台となり、先高で推移している。 ブレントの3月限は、前日には100ドル台から99ドル台へと値を下げていたが、反発して再び100ドル台となった。
(提供元:日刊石油タイムズ)