日刊ニュース

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2011.03.24 のニュース

震災で見えたもう1つの側面  

大震災の当日、激甚な被害に遭った東北・北関東エリア近辺とは様相が異なる出来事が起きていた。  震度5強~6弱を記録した首都圏公共交通網は麻痺に陥り、都内の勤務地、学校などから徒歩で自宅へ向かう帰宅困難者が多数発生した。バスは動いていたものの、道路は空前の大渋滞。鉄道の運行再開は大混乱し、通信機能も大障害が続く。家族の安否を気にかけ、陽が暮れないうちに歩き出そう、翌日は土曜だからなど、様々な思いから家路に向かう帰宅者が時間経過とともに増え、車道へとあふれ出た人々が各地に出現する光景を目の当たりにした。

(提供元:ぜんせき)

ガソリン 150円相場に 便乗値上げを避ける ~原油高騰と震災の影響を説明~  

東日本大地震の影響でガソリンの供給不足が問題となっているが、販売価格が値上がりしており、便乗値上げを警戒する動きもある。元売も今週は仕切価格を据え置きで対応している。原油価格の大幅値上がりと大地震が重なり、末端のガソリン市況が値上がりしているため、ユーザーには分かりにくくなっている。

(提供元:日刊石油タイムズ)

製油所の操業再開で供給確保 ―輸送面での復旧も進む―  

東日本大地震の影響で6製油所(約140万バーレル/日)が操業を停止していたが、うちJX根岸(精製能力は27万バーレル/日)、極東石油(17.5万バーレル/日)、東燃・川崎(33.5万バーレル/日)の計約78万バーレル/日が操業を再開した。この結果、輸送面での問題は残るが、国内全体の供給数量は確保されることになった。残るはJX仙台(14.5万/日)、JX系の鹿島(23.3万バーレル/日)、コスモ千葉(22万バーレル/日)の3製油所の計62万バーレル/日が操業を停止しているが、増産、製品の輸入拡大などで対応することになり緊急時を脱したことになる。

(提供元:日刊石油タイムズ)

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