2011.04.22 のニュース
23年度需要見通し策定は遅れる ―ガソリン減販で供給増が心配―
ガソリンの販売減少が心配されている。東日本大震災は東北地方の経済に大きな打撃を与えた。今後の景気予測では大幅なマイナスとなっている。ガソリンの需要となると、不況の影響、節約、レジャーの自粛などで減少する。加えてガソリン価格が150円相場となり、高値感から車の利用が減少しそうである。
(提供元:日刊石油タイムズ)
19日のWTI5月限は反発して108ドル/バーレル台まで値上がりした。前日より1.03ドルの値上がりで108.15ドル となっている。 一方、シンガポールマーケットの中東産原油6月限は1ドル以上の大幅な値下がりで114ドル台となったが、それでもWTIを約6ドルも上回る高値を維持している。 ブレントの5月限は小幅な続落で121ドル台となったが、先物は小幅ではあるが先安で推移している。
(提供元:日刊石油タイムズ)
増産と減販で在庫増 ガソリン在庫は大幅な増加 ~灯油、軽油も積み増し~
石油製品の在庫は、平常ベースの水準を確保している。石連週報(16日調査)によると、ガソリンは232.5万KLで、前週に比べて7.9万KLの増加となった。2日の調査では192.8万KLで、200万KLを割り、低水準となっていたが、その後は増産したのと、販売が落ち着いたこともあり、232.5万KLとなり、前年の水準を上回った。大震災の直後は、ガソリンが不足して、休業したSSも増加したが、様相は一転して、在庫は積み増しとなり、供給増が心配される状況となっている。
(提供元:日刊石油タイムズ)