2011.05.06 のニュース
大震災の余波で統計データの発表が滞り、SSと元売の体感で大幅減少が予見された3月のガソリン販売量は、工ネ庁統計で4.5%減のマイナスにとどまり、2010年度のSS関連3油種は前年度比で全プラスを記録した。ガソリンに関しては、熱波の夏需要のプラスが大震災マイナス影響を上回った結果だが、足元の需要の冷え込みを踏まえると、とても喜べる状況ではない。
(提供元:ぜんせき)
販売減少 需給バランス崩れる 原油上昇も業転は下落 ~製品輸出を再開~
製品需給は販売減でバランスを崩し、一転して供給増となってきた。原油は上昇しているが国内の業転市況は下落している。東日本大震災(3月11日)により6製油所の操業が停止したため、他の製油所でのフル稼動、製品輸出の停止などで対応、安定供給の確保に努めた結果、4月中旬に需給は平常化した。しかし、ここに来て販売減少が大幅となったことから、今度はガソリン・中間留分が供給増となっており、その結果として業転市況が下落してきた。
(提供元:日刊石油タイムズ)
経産省 石油統計速報 ―3月分― ガソリン販売4.5%減 22年度燃料油販売は0.5%の増加
経済産業省が発表した3月分の「石油統計速報」によると、燃料油の国内販売量は1688万KLで、前年同月に比べ5.3%減となったが、灯油とB・C重油はプラスとなった。 油種別にみると、ガソリンは476万KLで4.5%減、灯油が245万KLで2.3%増、ジェット燃料油が47万KLで20.5%減、ナフサは369万KLで5.2%減となった。
(提供元:日刊石油タイムズ)