2011.05.25 のニュース
各社 減販に備え、減産・輸出増で対応 ―定期修理、C重油の発注遅れで需給調整―
石油製品の需給は、これから不需要期に入るためバランスが崩れ供給増となることが心配されている。その要因は、①大震災後、景気が後退して販売数量の減少が続く、②電力C重油が増産となりガソリン、中間留分が供給増となる、などの見方が出ている。 一方、予想される供給増には、①販売減に対して各社は減産、輸出増で対応している、②これから製油所の定期修理に入る、③電力用C重油の増量の発注は遅れる、などの点から需給が大幅に崩れることはないとの見方もある。
(提供元:日刊石油タイムズ)
20日のWTI6月限は、前日より1.05ドル/バーレルの値上がりで100ドル寸前の99.49ドルとなった。前日は1ドルの値下がりで100ドルを割っていたが、また100ドルに迫っている。 一方、中東産原油の7月限は小幅な値下がりとなったが、前日の価格帯であった107ドル前後にとどまっている。そのため、WTIとの価格差が縮小して約7ドル差となっている。
(提供元:日刊石油タイムズ)
ガソリン末端市況は維持 仕切は連続値下げも ~小幅値下がりに止まる~
ガソリンの仕切価格は20日から1円/Lの値下げとなった。1円という小幅な値下げとなったため販売業者は末端市況の維持に努めることになる。仕切価格は13日から3~4円を値下げしており、20日からの1円値下げを加算すると4~5円の値下げとな る。一方、末端市況は、石油情報センターの週動向調査によると、2日(平均)が153円であったが、9日には152円、16日には151円と値下がりしている。
(提供元:日刊石油タイムズ)