2011.07.11 のニュース
今週初めの4日時点のガソリン小売価格は、全国平均は前週比横ばいに踏みとどまったが、0.8円安の愛知、0.5円安の埼玉と香川など23都道県で値下がりした。一方で0.7円高の広島、0.5円高の群馬と沖縄など17府県で値上がりした。上下で1.5円の格差が生じた勘定だ。 値下がりした23都道県などでは、前週末に卸指標が1円レベルで値下がりしたことの影響が大きいのだろう。
(提供元:ぜんせき)
6日のWTI8月限は、前日より0.24ドル/バーレルの小反落で96.65ドルとなった。 中東産原油の9月限は前日より反発し、1.90ドル値上がりの107.10ドルとなった。これで、WTIとの価格差(9月限)は約10ドル差となっている。 ブレントの8月限は、3営業日の続伸で、前日より0.60ドル値上がりして、113.80ドルとなっている。
(提供元:日刊石油タイムズ)
情報センター調査 次週以降が正念場 3連休に向け方向性確立を
石油情報センターの調査による4日時点のガソリンSS店頭価格の全国平均は、148.7円で前週比横ばいとなった。前週まで2週続けて、原油価格の上昇による元売仕切アップ分の転嫁が進んだが、販売業者のSS店頭価格への転嫁はまだ不十分で、次週以降の市況動向が注目されている。 首都圏の東京、千葉、神奈川などでは前週比マイナス0.1円で足並みを揃えたが、群馬で0.5円上昇する半面、同じ安値圏の埼玉では同額下げるなど方向感を決めかねている模様で、夏の需要期に向けた弾みはまだ兆しを見せていないのが実情だ。
(提供元:日刊石油タイムズ)