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2011.07.27 のニュース

IEAの備蓄放出は効果なし  

 IEAは21日、リビア情勢等による世界的な石油供給不足への対応として実施している、加盟国による協調行動に関し、現時点では追加の備蓄放出を行わないことを発表した。併せて年内までは石油備蓄の積み戻しを行わぬよう、現状の維持を要請した。  IEAは原油価格の高騰を抑えるため6月23日に加盟国が全体で6000万バーレル(200万バーレル/日の30日分)の放出を発表した。その直後は、原油価格(WTI)は90ドル/バーレルに下落したが、その後再び値上がりし、最近では99ドルとなり、放出効果が見込まれず批判的な見方が出ている。だが、備蓄を放出しなければ原油価格は、さらに高騰していたとの見方もあり、その評価は難しい。

(提供元:日刊石油タイムズ)

ガソリン市況は値上がり ボトム150円相場形成 ~ユーザー転嫁が浸透~  

ガソリンの末端市況は値上がりしてきた。仕切価格が9日から1円/L、16日から2円の計3円の値上がりを受けたものでユーザー転嫁は、値下がりした地区は4~5円上げで足並みが揃ってきた。首都圏の街道沿いSSのボトム価格は149~50円相場となってきた。石油情報センターの週動向調査(19日)は149円20銭/Lで前週に比べ50銭の値上がりとなったが、四捨五入では149円で横ばいとなった。

(提供元:日刊石油タイムズ)

来年度予算要求は遅れる 9月以降にずれ込む公算も  

 来年度のエネルギー関係予算要求は、8月末までに作成するのは難しい状況となっている。本来ならば、8月末までには予算(案)をまとめるところであるが、原発問題で方向性が決まらず、そのため予算要求が難しくなっている。  原発問題は現状維持か脱原発か縮小するのか、広く議論することになり、経産省事務局で決めることは不可能な状況であるため、政治的な決着が求められる。

(提供元:日刊石油タイムズ)

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