2011.09.14 のニュース
市況下落でSSの85%が赤字 ―マージン減少で深刻な状況に―
8月に入って原油価格が下落、ガソリンの仕切価格も値下がりしたが、それ以上に末端市況は下落しており、販売業者の足元の経営は苦しくなっている。8月の平均原油価格 は中東産では約5ドル/バーレル下げであるが、ここにきて値上がり基調となっているため、仕切価格は今後、値上がりしそうである。 ガソリン市況の下落でSS経営は、深刻な状況となっており、9日に開いた全石連経営部会でも「地域によっては85%が赤字であり、深刻な状況となっている」との報告があった。仕切価格の値下がり以上に末端市況が急落しておりマージンが減少してきた。
(提供元:日刊石油タイムズ)
経済産業省は、来年度予算要求で灯油等の製品を国家備蓄として積み増しするが、その運用方策について検討を行なっている。 国家備蓄は現在は原油で行なっているが、製品備蓄となると長期備蓄では劣化するため、民間企業のタンクを活用することになる。現行方式は原油を国が保有しているが、その運用はJOGMECに委託、備蓄会社が管理している。
(提供元:日刊石油タイムズ)
9日のWTI10月限は前日の89.05ドル/バーレルよりさらに続落し、1.81ドル値下がりの87.24ドルとなった。 中東産の11月限は前日より反落し、109ドル台前半となっている。 WTIとの11月限の価格差は22ドル台となり、前日より拡大となった。 ブレントの10月限は前日より大幅反落し、112ドル台後半となった。
(提供元:日刊石油タイムズ)