2012.02.20 のニュース
最盛期に3千万KLを超えた灯油内需が、今年度は2千万KL割れとなる可能性が濃厚だ。暦年統計では1934万KLと大台割れを記録している。灯油からエアコンへ、都市 ガスヘと家庭用の暖房エネルギーの転換が起こり、灯油やA重油からエコキュートや天然ガス・ボイラーヘと産業用の燃料転換が相次いだことによる。 原発は稼働率調整がすこぶる難しく、したがって高稼働を維持することが最適とされ、これがベース電源の役割を果たした。原発をベースに、火力が臨機応変に稼働し、昼間のピーク時間帯を支える。
(提供元:ぜんせき)
灯油在庫 減少も前年並み ようやく在庫増を解消へ ~供給増でマージンは減少~
灯油在庫は高水準でシーズンに入った。前年に比べて80万KL程度も高い水準で推移したため、供給増となりマージン確保は低位となった。それでも、夏場から灯油ストーブの販売が増加したことにより増販期待が膨らみ、供給増の割には市況が下落することなく推移した。 1月の仕切価格では、ガソリンが小幅値下がりとなったが、灯油が3円/L弱の値上げに転じたことで、灯油高の価格体系で推移していた。
(提供元:日刊石油タイムズ)
15日のWTI3月限は前日の100.74ドル/バーレルより反発し、1.06ドル値上がりの101.80ドルとなり、1月9日以来の水準まで乗せてきた。 中東産の4月限は前日より1ドル以上値上がりして、116ドル台半ばに乗せてきた。 WTIと中東産との4月限の価格差は前日より拡大して14ドル台前半となった。 ブレントの3月限は前日より2ドル弱値上がりして、119ドル台半ばに乗せてきた。
(提供元:日刊石油タイムズ)