2012.03.08 のニュース
原油コストの週平均は、今週も1円弱の値上がりが見通される状況にある。連動して今週末も石油製品卸の値上がりが確実であり、これで原油も製品も5週連騰を迎えることになるだろう。 今回の値上がり累計は、10円を超えることとなる。これでもまだ、イランリスクという名のそのスイッチが押されていない状況であり、イラン核施設への攻撃も辞さない構えをみせるイスラエルの存在を念頭に置くと、原油150ドル、小売180円ガソリンが登場した08年の夏に至る高騰の再来が、十分に懸念される。
(提供元:ぜんせき)
ガソリン150円相場浸透へ 安値物も直ちに追随 ~業転、先物市況は130円台へ~
ガソリンは150円相場となってきた。仕切価格が3日から3円50銭/Lの大幅な値上げが実施となったことによる。仕切価格が134円となり、これに10円以上のマージン、消費税6円を加算すると150円となる。街道沿いのSSでは、ボトム価格を152円に目論んでおり、安値では130円台も散見するが、周りの状況をみてから値上げ追随することになる。現在、業転市況が129円、先物市況が131円と値上がりしているため、末端の安値物は140円台に乗せることになる。
(提供元:日刊石油タイムズ)
5日のWTI4月限は前営業日の106.70ドル/バーレルより反発し、0.02ドル値上がりの106.72ドルとなり、2月13日の100ドル突破以来高水準を維持している。 中東産の5月限は前営業日より1ドル以上値下がりして、121ドル台前後に収まった。 WTIと中東産との5月限の価格差は前営業日より縮小して13ドル台後半となった。 ブレントの4月限は前営業日より値下がりして、124ドル台半ばに収まった。
(提供元:日刊石油タイムズ)